ヤマガブランクスのアーリー103Mのインプレ集

ヤマガブランクスのアーリー103Mは、サーフエリアでの使用に特化した遠投モデルです。このロッドは、フラットフィッシュやシーバス、青物、サクラマスといった幅広いターゲットに対応する汎用性を持ち、特にサーフや河口域での釣りにおいてその真価を発揮します。

このロッドの最大の特徴は、様々な重さのルアーに対応できる汎用性能です。8gから42gまでのルアーを幅広く使用できるため、9cmクラスのミノーやシンキングペンシル、ジグミノー、ジグヘッドリグなど、多様なルアーでの釣りが可能です。また、軽快なキャストフィールを実現するため、ウェイトの異なるルアーでも広いリリースポイントを通じて少ない力で飛距離を出すことができます。

ロッドの物理的なスペックも注目に値します。全長は3150mmで、2ピースの逆並継構造を採用しており、仕舞寸法は1610mmです。自重は174gと軽量で、カーボン含有率は94.2%と高い剛性を誇ります。SiC-SステンフレームKガイド（Fuji製）やDPS18リールシート（Fuji製）を備えている点も特筆すべきで、これらの高品質なコンポーネントが優れた操作性と感度を提供します。グリップ寸法はリール装着時のフット位置からグリップエンドまで420mm、ハンドル全長は525mmとなっています。

EARLY103Mは、広大なサーフエリアを効率よく探ることができるロッドです。高い遠投性能と汎用性、さらに扱いやすさと高感度を兼ね備えているため、ラン＆ガンスタイルの釣りにも最適です。推奨されるフィールドはサーフだけでなく、平磯やゴロタ場、河口部にも及び、幅広い釣り場に適応する設計となっています。